サハラの風

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高まるネット社会の攻撃性~上村遼太さん殺害で犯人の実名公開~

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川崎市で上村遼太さんが殺害された事件。

27日に18歳の少年が逮捕され、その後17歳の少年2人も逮捕された。

 

少年が逮捕されたのが27日の朝。驚くべきことにその日の夕方には、ネット民によって名前・住所・電話番号・職業・父親の名前・職業などの大方の素性が調べられ、一部がネットにアップされた。

私も見たが、ご丁寧にGoogleストリートビューで撮影された容疑者宅の写真まで添付されていた。

余談だがこのストリートビューは2010年にGoogleによって撮影された写真を使っているが、そこに自宅前で携帯電話で会話する容疑者の少年らしき人物が写っていた。今から5年程前の写真である為、かなり若いが、まさか将来自分がこの様な人生を送っていようとは、夢にも思っていなかっただろう。(現在はGoogleによる画像処理が行われたと思われ、ストリートビューから本人の画像は消えている)

 

翌日には17歳の二人の少年の素性がアップされ、18歳の少年を含む3人の顔写真や、家族や友人の写真がモザイク無しで大量にアップ・拡散されている。

スレッド管理者の中には「上村君の無念をはらす為に、我々が何をしなければならないかわかるよな?」と、暗にネットを通した間接的、更にはそれを超えた直接的制裁を謳う書き込みもあり、年を追う毎に明らかに情報公開のスピードや量だけではなく、攻撃性そのものが増している。

ツイッターには「◯◯◯◯(犯人の実名)撲滅委員会」なるアカウントが作られ、随時情報の更新がされている。

 

勿論私も犯人は憎い。凶悪犯罪の低年齢化を踏まえて、早急に少年法の見直しをするべきだと思う。

だがひとつだけ言えることは、こうした個人的なネットでの攻撃は、今後益々ネットでの攻撃性を助長し、その行動に拍車をかける。また、親のみならず、兄弟や友人までその攻撃性が発揮される結果となる。

少年法を見直す上で重要なただ1つのこと~上村遼太さん殺害~ - 【世界をやんわり斬る】本と遺体とデジモノのある暮らし

 

法が裁けない部分をネットを駆使した私刑的な要素で償わせる。

連帯責任の範囲は親だけでなく、兄弟・親族。

 

どこまでが正義でどこからが悪、どこまでが認められてどこからが認められないのかを、敢えてここであれこれ言うつもりは無い。

しかしながら、これがネットが紡ぎ出す巨大な情報社会という現実。

Googleストリートビューに本人が写っていたこともあせて、いかにも恐ろしい世の中になったことだけは確かだ。

 

さて、皆さんはどう思うのだろうか。