サハラの風

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マスメディア(マスコミ)の在り方~上重アナウンサー問題~

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日本テレビ上重聡アナウンサーが、自身が出演する『スッキリ!!』でスポンサーをに名を連ねるBCマート創業者の三木正浩氏から、利益供与を受けていた問題。

 

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報道によるとマンションの購入費用として1億7,000万円を無利子で借り入れ、三木本氏の管理会社所有の高級外車ベントレーも、日常的に使用していたとのこと。

 日本テレビの大久保好男社長から、どの様な処分が下るかが注目を集めていたが、口頭での厳重注意のみ。

内外から厳しい反発が上がっていた。

 

このニュースを読んで思い起こされるのが、以前マスメデイア関係者から聞いた「報道に携わる人間の給料」についてだ。

今更言うまでもなく、マスメディア、とりわけTVの力は凄まじい。ダイエットにバナナが良いというTV放送の翌日に、店頭からバナナが消えるといった程度の話などは可愛いもの。

過去の世界大戦クラスの戦争ですら、メディアの扇動が決定的な役割を果たしている。

メディアにが大きな力を持っていることは周知の事実であり、故に報道に携わる人間は中立を守るべき、といった倫理観もこれまた当たり前の事実だ。

 

だが事はそう単純ではない。

何故ならば誰もがマスメディアやマスコミの力を知っており、それを見方につければ大きな利益をもたらすことを知っているからだ。

至ることろから伸びてくる甘い誘惑。企業はこぞって自社の商品を宣伝してくれというだろうし、政治家だってより良い議会を演出するのに躍起だ。

事務所は所属タレントの売り込みに熱を上げ、ひとたびスキャンダルともなれば、メディアの口封じに必死になる。

そうした謂わば雑念とも言えるものからの防衛手段のひとつが「高い給料」なのだそうだ。

 

そういえば以前人気ナンバーワンの女子アナの年収が、3,000万円との報道が出た。彼女は番組でそれを否定し、本当は1,200万円程度であることを暗に示した。

1,200万円でも十分だ。いくら激務だとしても20代後半のいち会社員が、年収1,200万円とはいささか驚いたが、報道の中立を守るという観点から考えれば理解出来る。

 

彼女が周囲からの甘い誘惑に乗れば、恐らくサラリーマンの平均年収くらいあっという間に稼げてしまうだろう。

そんな彼女にとって1,200万円が安いか高いかは分からないが、一応世間一般的な観点から見て、十分と言える収入を保証することで、報道人としての中立を保ちなさいということなのだ。

 

実際にABCマートに関して、上重アナウンサーがどの様な見返りを払っていたのか、或いは払おうとしていたのかは不明だ。

しかしながらそうした報道人の中立の原則を大きく傷つけた、上重アナウンサーの責任は非常に重い。そしてそれを厳しく罰しなかった日本テレビ重役人の罪はもっと重い。

何故ならばそれを見る我々に「この報道もまた、色眼鏡を使って報じられたモノなのか?」という猜疑心を与えてしまう可能性があるからだ。

 

残念なことに上重アナウンサーの事件後、マスメディアの癒着を伝える記事が続々と上がってきている。

ある番組で紹介した商品が、後日製造元企業から紹介したアナウンサー宛に箱で届く。

大物ミュージシャンのライブや人気舞台のチケットは、協賛企業を通じて取り放題。

中には芸能事務所からTV番組の制作サイドに、タレントを起用してもらう見返りに現金が手渡されているなどと証言する人間もいる。

 

真偽のほどは定かではないが、「火のない所に煙は立たず」だろう。

 

マスメディアの衰退は、即刻国の衰退に繋がる。

収入の更なる高みを目指すことは二の次にしても構わないが、報道に携わる人間としてのプライドだけは、どこまでも高くあってもらいたいものだ。