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裁判員裁判の死刑判決を棄却!控訴審で無期懲役

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1審(裁判員裁判)で死刑判決が出た2件の凶悪事件について、最高裁判所が共に無期懲役を確定させた。市民裁判員の死刑判決をプロの裁判官が棄却したまま、最高裁が刑を確定させるのは、これで3件目。

 

日本国最高裁判所

 

改めて裁判員裁判制度の在り方が問われている中、まずは過去の事件を振り返ってみたい。

 

長野市一家3人殺害事件 

事件 2010年3月24日
被告 池田薫被告(伊藤和史被告・松原智浩被告・斎田秀樹被告)
1審長野地裁裁判員裁判) 死刑
最高裁 無期懲役(上告棄却)
平成22年長野市に住む韓国籍の建設会社社長金文夫さん、金さんの長男良亮さん、良亮さんの内縁の妻楠見有紀子さんの3人を殺害。現金416万円などを奪い、死体を愛知県内の資材置き場に遺棄したとして、建設会社従業員などの4名を逮捕。
東京高裁において伊藤和史被告・松原智浩被告は長野地裁裁判員裁判)の判決を支持して死刑となったが、池田薫被告は地裁の死刑判決を棄却し、無期懲役、斎田秀樹被告は地裁の懲役28年の判決を棄却し、懲役18年を言い渡した。2015年現在刑は確定した。

 

松戸女子大生殺害放火事件 

事件 2009年10月22日
被告 竪山辰美被告
1審千葉地裁裁判員裁判) 死刑
最高裁 無期懲役(上告棄却)
平成21年千葉県松戸市に住む千葉大学4年の女子大生宅に侵入。現金とキャッシュカードを盗んだ後、刺殺。部屋に火を放った。
強盗・強姦を繰り返し服役。2009年9月に出所後、1ヶ月半後の犯行だった。その後も強盗致傷・強盗強姦未遂・窃盗を繰り返しており、出所後の余罪は11件とされる。
千葉地裁裁判員裁判)において死刑判決を言い渡されたが、続く東京高裁は死刑判決を棄却し、無期懲役を言い渡した。判決理由は「計画性が無く、1人殺害の強盗殺人事件で死刑となった例が無い」というものだった。2015年現在刑は確定した。

 

南青山マンション男性殺害事件

事件 2009年11月15日
被告 伊能 和夫被告
1審千葉地裁裁判員裁判) 死刑
最高裁 無期懲役(上告棄却)
平成21年金品強奪目的で南青山のマンションに侵入。飲食店経営の男性を刺殺。翌日上野警察署の掲示板を壊したとして器物破損で逮捕。その後の取り調べの過程で殺人が発覚。再逮捕された。
1988年に妻の浮気を疑り殺害。子供を殺して一家心中を図る。長女を焼殺したが、長男は近隣住民に助けられた。被告自身も飛び降り自殺を図るが死に損ない、20年服役。出所後わずか半年での犯行だった。
東京地裁裁判員裁判)において死刑判決を言い渡されたが、続く東京高裁は死刑判決を棄却し、無期懲役を言い渡した。死刑判決を棄却した理由は「計画性があったと言えず(殺人罪の)前科を過度に重視しすぎている」というものだった。2015年現在刑は確定した。

 

尚、3つの事件共に1審(裁判員裁判)の死刑判決を棄却したのは、東京高裁の村田均裁判長。「民意を反映させる為」として導入した裁判員裁判の判決よりも「前例偏重」の姿勢を打ち出したことで、制度そのものに対する批判が高まっている。

 

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