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舛添要一事件が突きつけたもの-政治家と政治資金規正法

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舛添要一氏の辞任をもって、2ヶ月にわたって都政を停滞させた舛添氏と政治資金規正法の問題に一応の終止符が打たれた。

 

政治資金の取り扱いについて、ほぼ規制が無いことから、ザル法と揶揄されることも多い政治資金規正法

 

今後政治家と政治資金の関係は新たな局面に入りつつあるのかも知れない。

 

舛添要一事件が突きつけたもの-政治家と政治資金規正法

 

舛添氏のシナリオと誤算

「不適切ではあるが、違法ではない」

 

政治資金に関する数々の疑惑を、この言葉ひとつで乗り切ってきた舛添要一東京都知事がついに辞任することとなった。

 

国民の批判を無視し、自民党幹部にリオオリンピックまでの続投を泣いて懇願していた舛添氏だが、都議会が不信任決議案を提出する意向を固めたことで、事実上クビに追い込まれた格好だ。

 

舛添要一

Twitterより

 

舛添氏が国民の批判を無視し、続投で押し切れると踏んだ根拠は、誰がいくら調べようが政治資金規正法に対する「違法性」は立証できないという部分だろう。

 

しかし、前述の通り、政治資金規正法にはそもそも「政治活動が何たるか」すら明確な記述がなく、政治資金の支出に関してもほぼ規制がない。そんな状況下で、違法性など立証できるはずがない。

 

舛添氏もそれを承知で、「徹底的に調べたが違法性はない。確かに不適切だと言われても仕方がない部分もあるが、違法性がない以上、続投は止む無し」というシナリオを描いたわけだが、流石に民意がそれを許さなかったという訳だ。

 

それでは今回舛添氏の一件が我々に突きつけたモノとは、一体何だったのだろうか?

 

みんな「マスゾエ」してます

前述の通り政治資金規正法とはザル法だ。批判を恐れず言ってしまえば、余白に「多少の不適切は黙認する」と明記してあるとしか思えない代物だ。

 

よって今回は舛添氏がやり玉にあがったが、他の議員だって多かれ少なかれ同じことをやっている人間もいるはずだ。そんなことは私のような素人でも察しがつく。

 

実際にこうした政治家の闇を暴露するメディアもちらほら目に付き始めた。現代ビジネスからその一部を抜粋してみた。

 

税金泥棒

 

「実はみんなマスゾエしてます!」政治家秘書が告発〜あなたの血税は先生の「お小遣い」になってい

舛添要一東京都知事の税金私物化疑惑が持ち上がって以来、全国で次々と政治家たちの「血税使い込み」が発覚し、国民を呆れさせている。

  • 横浜市長・林文子氏は、市の広報番組に出演する際のヘアメイク代総額25万円を、市の経費に計上。
  • 宮城県議会議長の安部孝氏(自民党)は、内縁の妻の不動産会社が所有する物件を事務所として借り上げ、総額540万円以上の維持費支払。
  • ある自民党大物議員は『レオン』や『ウオモ』なんかのチョイ悪オヤジ系ファッション誌や、『ゴルフダイジェスト』を毎月買い込んできて、しっかり『政務調査のための資料代』という名目で領収書。
  • 50代の幹部議員は、マスコミの若手の女の子を誘って合コンするのが大好き。
  • 『視察旅行に出かける』という名目で、衆議院の議長に届けも出さずに海外へ行ってしまい、実際は若い女性同伴でゴルフ三昧。
  • 安倍晋三事務所の過去の少額領収書の中には、「ガリガリ君」などのアイスや安倍総理の好物といわれるオレンジジュース、事務所職員の昼食と思しきラーメン代などが盛りだくさん。
  • 民主党荒井聰消費者担当大臣(当時)が経費でマンガやキャミソールを買っていたことが判明、「キャミソール大臣」などと揶揄されたことも記憶に新しい。

現代ビジネス

 

 詳しくはこちらから↓

gendai.ismedia.jp

 

現代ビジネスでも指摘してるが、これはあくまでも氷山の一角だろう。

 

政治とカネの闇

 

では何故政治の世界では今だにこのような由々しき事態が、まかり通っているのだろうか?

 

地位と金

まずひとつは政治家の強い特権階級意識だろう。

 

内容にもよるが、ひとくくりに政治家といえば、その社会的地位や名誉、権力は言うまでもなく他の職業の追随を許さない。

 

特に一昔前はその傾向が顕著だった。

 

先生・先生と崇められ「俺たちは特別だ!俺たちは国を動かす選ばれしリーダーだ。だから少しくらいの息抜きや私的流用は認められてしかるべき。」そういったエリート意識から来る勘違いは、過去の政治家の発言から見ても、確実にあったのだろう。

 

また数百万・数千万・数億・数十億・数百億・・・巨大な金を動かして、地方政治や国政をになううちに、これくらいどうってことないだろうと、小さな単位の金など目に入らなくなってしまうのかも知れない。

 

あるいは他人の金(税金)と自分の金の区別が、つかなくなってしまうなんてこともあるだろう。

 

税金の無駄遣い

 

古き良き時代

おかしな言い方だが、「良くも悪くも昔は良い時代」だった。

 

私も直接知っているわけではないが、戦後の日本は高度経済、バブルととんでもないイケイケの時代を経験してきた。

 

湯水の如くにお金を使っても、それを超える勢いでお金が入ってくる。バブル期など会社の飲み会でロマネ・コンティドンペリを混ぜて飲み、帰りは経費からとんでもない額のタクシー券がばらまかれていた時代だ。誰も細かいことなど気にしなかったのだろう。

 

 バブル時代

 

戦後の混乱期(1948年)にGHQによって作られ、そうした古き良い時代を生き抜いてきた政治資金規正法

 

法改正の権限を持つ政治家自身が、自らの既得権益をそう安々と手放すはずもない。

 

当初与党を中心に東京都議会が舛添氏の厳しい追求に二の足を踏んだのは、参院選への影響や猪瀬前知事が辞任した後、舛添氏を応援したとの事情もあるだろうが、それ以上に自らの既得権益を脅かしかねない追求に、躊躇したのも大きかったのではないかと勝手に思っている。

 

何れにせよ時代が変わったことに気がつかず、法律だけがそのままの形で残ってしまった結果、今回のような実態が明るみに出たのだろう。

 

既得権益の死守

舛添問題が突きつけたもの

時代は変わったというとこか。

 

政治家の威厳や権限は一昔前に比べて遥かに低くなった。

 

これだけ教育水準が上がりながら、「安倍晋三」のフルネームすら答えられない若者もいるなど、若い世代を中心に政治への関心は極めてに低い。「政治家だから特別に許す」という風潮は、無くなりつつある

 

また、古き良い時代も終わった。

 

バブル崩壊

 

今や日本は経済成長期を終え、下り坂をひた走っている。そうした状況下で、政治家といえども、血税を無駄にし、どんぶり勘定の収支報告で許される訳がない。

 

ただでさえ国民は跳ね上がる税金に苦慮しているのだ。

 

当たり前と言えば当たり前のことだが、政治資金は政治に直接関係ある場面でしか使わせず、その資金の流れをわかりやすい形で開示することを国民は強く希望している。

 

その要望に早急に答えず、政治資金の流れをうやむやにしたままで、万が一今後も不適切な使い方が指摘され続けるならば、国民の政治への期待は著しく低下の一途をたどるだろう。

 

都知事選をやり直せば、数十億の金がかかる。次の次の選挙時期が東京五輪にぶつかるという問題もあるだけに、国民にかかる負担は小さくはない。

 

ここで舛添氏やめされることは得策ではないと、説く人間もいるのは納得できる。

 

しかし、辞任が決まった以上、後には戻れない。

 

ならば政治家が一丸となって、政治家と不適切な政治資金の流れに関する諸問題に決着を付けてほしい。

 

それが出来たならば次回の都知事選挙は、決して無駄にはならないと思うのだがいかがだろうか。

 

 

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