加藤浩次の相方で極楽とんぼの山本圭壱がめちゃイケで10年ぶりに地上波復帰を果たした。
極楽とんぼは一世を風靡したお笑いコンビだった、人気絶頂だった2006年に起こした犯罪事件が元で山本が長らく芸能活動を中止していたことは周知の事実だろう。
ネットには
- 罰は十分に受けた。
- 本人が勝手に復帰するのは自由。後はテレビを見るか見ないかは個人の自由。
- 芸能界には薬物使用など、もっとやばい犯罪を犯してもさっさと復帰する人間も多い。それ比べればマシ。
といった比較的肯定的なものも多いが、
- 時間が経てばOKという問題ではない。
- 性犯罪者は二度と人前に立つな。子供の教育にも良くない。
- 自分の娘が被害者だと考えたらあなたは許せますか?
などといった、否定的な意見も多い。
こうした意見の対立がいかにこの問題が難しい問題であるかを如実に物語っている。
(山本圭壱)
ちなみに私もTVを見ていた。
個人的には倫理的、社会的な理由より、加藤浩次や岡村隆史、ロンドンブーツの田村淳らが必死で支えようとしているのとは対照的に、笑顔で現れ、下手な言い訳を繰り返し、自分からは積極的に関係者に謝罪しようとしない山本の態度そのものに、10年に渡る年月が彼にとって十分な反省と更生の期間になったとは思えず、(まだまだ謹慎しとれ!)と思ってしまったのだが・・・
それはさておき芸能人や有名団体の不祥事には、「復帰」の問題が付きまとう。
最近では不倫で芸能活動を休止し、必死で本格復帰のタイミングを模索しているベッキーや、今後の清原和弘などに注目が集まりそうだが、この復帰のタイミングにまつわる芸能界のエトセトラは、一般人には誠にもって分かり辛い。
酒井法子は国民的人気タレントにまで上り詰めた後、薬物使用で逮捕(2009年)。いまだに本格的な復帰を果たせていない。
(酒井法子)
復帰が適切かどうかはさて置き、山本は復帰までに10年の歳月を要している。
かと思えば薬物使用でも以外にあっさり復帰するタレントもいる。
また元モーニング娘の矢口真里などは、あれだけセンセーショナルな不倫劇をお茶の間にさらけ出したておきならがら、1年半程度でしれっと本格復帰を果たしている。
所属事務所によると露出に対する世間のバッシングはいまだに激しいものがあるが、仕事は全盛期の7割り程度まで回復しているようだ。
もっとも、酒井法子の様に思わぬ要因から復帰がとん挫することもあるが、基本的には身内に甘く、世間の反応や倫理的観念より利害関係を優先させてしまうのが芸能界だ。
「人気があれば、ほとぼりが冷めた頃に復帰させてもらえる」
身内に甘い体質が薬物や不倫の蔓延など、芸能界の闇を深くしている可能性も十分にあるが、それはさて置き、視聴者に後ろ向きな芸能界の体質が、我々には理解し難い複雑な環境を生み出しているように感じられる。
いずれにせよ現時点では山本圭壱の復帰が正しいものなのかは今のところは判断が難しいところだが、不祥事後の芸能人の復帰は視聴者の意見と寄り添い、誰にでも分かりやすい判断基準でお願いしたいところだ。
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