【世界の飛行機墜落事故】操縦士が故意に墜落!?旅客機を使った恐るべき自殺者たち

史上最悪の航空事故ランキング

操縦士が故意に飛行機を墜落させる!

しかもセスナなどではなく、乗客を大量に乗せた旅客機を・・・。

操縦士の身勝手な自殺の巻沿いになり命を落とした乗客からしたらたまったものではないが、過去に日本を含め幾人かのパイロットによる、旅客機を使った壮大且つ迷惑極まりない墜落自殺がある。

パイロットが故意に大量の客を乗せた旅客機を墜落させた事故をまとめてみた。

※(事故か機長の自殺か)はっきりとした原因が判明していない、マレーシア航空370便については除外している。

ワースト1位

★エジプト航空990便墜落事故

発生日時1999年10月31日
航空会社エジプト航空(エジプト)
機材ボーイング767‐300ER
墜落地アメリカ合衆国・代西洋沖
犠牲者217人全員

事故概要

ニューヨーク発カイロ行きのエジプト航空990便が、離陸30分後に大西洋に墜落した。生存者は無し。

機長がトイレに立った隙に、控えの副操縦士が「私は決断した。神の意思を信頼する」を連呼しながら、エンジン出力を低下。操縦桿〔そうじゅうかん〕を前方に倒し、機体を急降下させた。席に戻った機長が必死に機体の立て直しを試みるが、急降下時にエンジンが脱落するなど、機体に深刻なダメージを負っており、操縦不能となって大西洋に墜落した。

エジプト政府は機体のトラブルを主張しており、いくつかの説が存在するが、アメリカの調査当局は「控え副操縦士の故意の操作によるもの」と結論付けた。実際に控え副操縦士の、機体構造を無視した荒唐無稽な運転が、機体に深刻なダメージを与え、墜落の原因となったことは否定できない。

元同僚の証言から度重なるセクハラを咎められ、機長から今後のアメリカ便への搭乗を禁止されていた事実が判明。定年退職を目前に控え、素行面から機長になれなかった劣等感など、負の感情が噴出したことが動機との見方がある。

エジプト航空990便墜落事故
(ボーイング767同型機)

ワースト2位

★ジャーマンウイングス9525便墜落事故

発生日時2015年3月24日
航空会社ジャーマンウイングス(ドイツ)
機材エアバスA320
墜落地フランス南東部
犠牲者150人全員

事故概要

スペイン発ドイツ行きの独LLC機が、フランスのアルプス山脈に墜落。かなりの速度で山の斜面に激突しており、機体は大破。乗客・乗員150名全員が死亡した。

機長がトイレに立った際に、副操縦士がコックピットのドアをロック。コックピットに戻ろうとした機長を締め出した。機長の再三の呼びかけにも応じず、止むなく機長は備え付けの斧で、ドアを破壊しようとした痕跡がある。

その間副操縦士は機体を急降下。速度を保ったまま、一切の躊躇なく機体を山に激突させた。機体は木っ端微塵となり、無傷の遺体は皆無なほどの衝撃だった。

副操縦士には重度の精神疾患があり、事故当日も含め医者から幾度となく「乗務禁止」と診断されていたことが判明。そうした事実を隠し続け搭乗し続けた結果、航空機史上に残る大惨事へとつながった。

死者には日本人2人が含まれていた。

ジャーマンウイングス9525便
(斜面に散乱する機体の残骸)

ワースト3位

★シルクエアー185便墜落事故

発生日時1997年12月19日
航空会社シルクエアー航空(インドネシア)
機材ボーイング737‐300
墜落地インドネシア・スマトラ島
犠牲者104人全員

事故概要

インドネシアからシンガポールに向かう近距離国際線。

高度10,700mを飛行中にボイスレコーダーが停止し、その後ほぼ垂直に急降下。音速を超えるスピードで川に墜落した。乗客・乗員は全員死亡したが、遺体の損傷が激しく、身元が判明した遺体は6人のみ。

シンガポールの捜査当局は、事故の原因を「不明」と結論付けた。しかしボーイング社を管轄するアメリカの国家運輸安全委員会は、ボイスレコーダーが故意に止められた可能性がある点、急降下開始時に機体の安定を回復する措置が取られていなかった点などから、機長が故意的に墜落させたと結論付けた。

動機は納得のいかない降格人事、株に失敗し100万ドルの損失を負ったことなどが挙げられるとしている。

シルクエアー185便墜落事故
(ムシ川から発見された残骸)

ワースト4位

★ロイヤル・エア・モロッコ630便墜落事故

発生日時1994年8月21日
航空会社ロイヤル・エア・モロッコ(モロッコ)
機材ボーイングATR42-312
墜落地アストラ山脈(モロッコ国内)
犠牲者44人全員

事故概要

アガディールからカサブランカ間を飛ぶ国内線。離陸して10分後に上昇から急下降に転じ、アガディールから32キロ北にある、同国内アストラ山脈に墜落した。乗客にはクェートの王子とその妻も含まれていた。

捜査当局は、自動操縦が機長によって意図的に絶たれている点や、ボイスレコーダーに残された副操縦士の最期の言葉から、機長の計画的な犯行(自殺)と断定した。生存者は無し。


ワースト5位

★LAMモザンビーク航空470便墜落事故

発生日時2013年11月29日
航空会社LAMモザンビーク航空(モザンビーク)
機材エンブラエルERJ‐190
墜落地ナミビア東部
犠牲者33人全員

事故概要

モザンビークの首都マプトからアンゴラの首都ルアンダに向けての飛行中、高度11,582mから降下を開始。毎分30mで降下し続け、高度914mでレーダーから消えた。

後にナミビア東部で焼け焦げた機体が発見された。生存者は無し。

機長が副操縦士をコックピットの外に締め出し、機体の降下を開始。自動操縦による設定を再三に渡って変更し、最後に行った手動の高度設定では、航空機には地表より低い高度設定がなされていたという。

捜査当局は、機長が同機を故意に墜落させたと断定したが、機長がこのような行動をとった動機については不明。

LAMモザンビーク航空470便
(機体の残骸)

ワースト6位

★日本航空350便墜落事故

発生日時1982年2月9日
航空会社日本航空(日本)
機材ダグラスDC-8-61
墜落地東京湾(羽田空港沖)
犠牲者25人全員

事故概要

福岡発羽田着の日航機が不自然な体制のまま、羽田空港に着陸を試みる。しかし滑走路前に立てられた誘導灯に車輪を引っ掛け、海面に墜落。機体は真っ二つになったものの、比較的浅瀬であったため、沈没はま免れた。この事故により150名は一命を取り留めたが、乗員・乗客24名が死亡した。

原因は機長がエンジン出力を急激に絞りながら、機首を下げた為、機体は前のめりになりながら、急速に下降、滑走路手前で墜落した。

墜落直前に副操縦士と航空機関士が必至の回避行動をとっており、それがなければ遥かに酷い惨事になっていた可能性が高い。

機長は事故の数年前から精神分裂病・うつ病・心身症など複数の精神病を患っており、事故を起こす前にも、異常な言動や操縦を繰り返していた。事故直前幻聴からか、自らに「死ね」との命令が下ったと勘違いした機長が、機体を墜落させる行動に走った結果。

余談だが機長は機長は一命を取り留めたが、その後の裁判で妄想性精神分裂病と判断され、不起訴処分となっている。

日本航空350便墜落事故
(二つに折れた機体)

上記が商用機を故意に墜落させた、大規模な航空事故だ。

アメリカの同時多発テロを機に見直されたのは、外部(ハイジャック犯)への対策だったが、一方でこうした事件を防ぐには、内部(操縦士)への対策が必要となる。

どちらにも気を配らなければならないとは何とも皮肉なことだが、航空事故は生存確率が極めて低く、大惨事に直結する。万が一の事態に備えるためにも、こうした輩への対策は早急に進めてほしいものだ。

尚、他にもセスナや戦闘機など一般飛行機や軍用機を使った小規模な墜落も存在する。機会があればまとめてみたい。

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