【大学中絶物語】Episode.02 親への告白

男子大学生の中絶体験記

【知っておきたい妊娠と中絶のこと】

筆者(ユウスケ氏)が大学生の時に、彼女の妊娠中絶手術を共に経験した時の記録を、男性側の目線で書き記した体験談です。

少しでも、妊娠された方や中絶をお考えの方にとって、後悔のない選択ができる手助けになれれば幸いです。

妊娠したことを親に伝えるべきなのか?

産むのか、おろすのか。

お互いの人生を大きく変えてしまうその意思決定は、2人だけの問題ではないことは自明だった。

もし、産むとしたら。

間違えなく学生2人の貯金では出産と育児にかかる費用は賄えない。

お互いの両親の支援が不可欠になる。

それに、結婚するとしたら挨拶に行く必要もある。

もし、おろすとしたら。

黙っていればバレない可能性もなくはない。

しかしながら、お互い実家暮らしではないにしても親とは頻繁に会う機会があった。

妊娠していることが体調に現れているので、親であればすぐに勘付かれるだろう。

そう思い、お互いの両親へ電話して、直接話す時間をとってもらうことを決めた。

お金はなんとかするから、自分たちで決めなさい

まずは彼女は親に電話した。

そして、2人で家まで行った。

ひどく怒られた。

でも、全面否定する様子でも、呆れる様子でもなかった。

人物
彼女の両親
お金のことはなんとかするから、自分たちでよく考えて決めなさい

冷静に考えると、自分の子どもが妊娠して、中絶するか悩んでいると知ったら発狂したくなるのが普通だと思う。

電話ですぐに事実を聞いて、受け止めて、こんなことを言える親はなかなかいない。

ありがたくもあり、非常に重い責任を感じた瞬間でもあった。

【大学中絶物語】Episode.02 親への告白

お互いの将来を考えて、中絶しなさい

次に僕の実家へ向かい、両親に話した。

母は中絶を勧めた。お互いの将来のために、残念だけど中絶したほうがいいと思うと。

父は少し呆れた様子だった。

男なんだから、しっかりしてくれよと。

人物
私の両親
お互いの将来を考えて、中絶しなさい

それが私の両親の最初の見解だった。

親にとって妊娠の報告は、本来嬉しいこと

でも、最後には経済的な問題は全力で支援するから、二人で真剣に考えるようにと言ってくれた。

本来的には、子どもが妊娠したというのは喜ばしい報告だから。

と呟いていたのが、とても耳に残っている。

そう。本当は孫の顔を見ることができるのは親にとって喜ばしいことなんだと知った。

そんな親の期待も知ってしまったから、改めて中絶という意思決定の重さを嫌という程に痛感した。

親の期待を裏切ることにもなる。

産むという選択肢が1%でもあるなら、親に相談すべき

これは2人だけの問題じゃない。

子どもも含めた3人の問題。

そしてお互いの家族と家族の問題。

さらには、お互いの友達やサークル、バイト先なども関わる問題である。

中絶というと、中には男性がしらばっくれて女性が1人で抱え込むケースや、

親には秘密にしてカップル内で情報を留めて中絶するケースも少なくないと思う。

僕は、やはり産む選択肢を最初の段階で捨てきれていなかった。

だから、お互いの両親に相談したことは正解だったと思う。

産むという選択肢が1%でもあるのであれば、

お互いの家族には相談しておくのが懸命だと今振り返ると感じる。

多かれ少なかれ、力になってくれる可能性はある。

それに、自分たちを産んだ時の話もしてくれて、本当にたくさんの学びがあった。

1人の子どもを育てるということの大変さを教えてくれた。

恥を捨てて、正直に謝って、親に相談してよかった。

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