【大学中絶物語】Episode.09 中絶後の日常と彼女との別れ

  • 2018年4月16日
  • 2020年9月12日
  • 中絶

男子大学生の中絶体験記

【知っておきたい妊娠と中絶のこと】

筆者(ユウスケ氏)が大学生の時に、彼女の妊娠中絶手術を共に経験した時の記録を、男性側の目線で書き記した体験談です。

少しでも、妊娠された方や中絶をお考えの方にとって、後悔のない選択ができる手助けになれれば幸いです。

中絶後の日常

僕は中絶前も中絶後も、生活に大きな変化はなかった。

しかし、彼女には大きな変化があった。

妊娠していた時期は体調が良くないことが多かったのが、中絶した途端に体調が回復したのだ。

突然、日常に戻った。

食欲も普通に戻り、微熱もなくなり、これまで通りの生活を送れるようになった。

妊娠していたのが嘘だったかのように、中絶後は妊娠前と変わらぬ日常が始まった。

内定と卒業

皮肉なことだが、彼女は兼ねてから志望していた業界の第一希望の内定を承諾し、大学院も無事に卒業。

社会人になり仕事を始めることになった。

彼女も、僕も、学業や仕事を精一杯頑張ることで報いるしかないという思いは一緒だった。

誰よりも努力して、ひたすら頑張っていた。

すれ違い

お互いが日常に戻り、忙しい毎日になると連絡をとる機会や会う機会が減った。

そして、すれ違いが生じることが増えてきた。

過去をどう捉えて向き合っていくのか。

それは答えもなく、非常に難しい問題だった。

そのため、小さなすれ違いの積み重ねが、大きな溝になっていった。

お互い、様々な自己矛盾と葛藤しながら、それでも全力で自分の仕事を頑張っていた。

だからこそ、何かと喧嘩をすることも増えてしまっていた。

一度目の命日

中絶から1年後の2月14日。

一度目の命日に彼女とともにお参りにいった。

1年前の記憶を思い出しながら、再度この事実とどう向き合って生きていくのかを考え直す機会を与えてもらっている感覚だった。

一度目の命日を終えて、2人の中で一区切りがついた。

それまでは、2人でともに向き合うことが善だと信じていた。

これからは、お互いが自分の仕事と自分の人生に対して自分たちなりに向き合っていこう。

そう思った。

最後には、別れを選択することになった。

中絶から1年半が経過した時だった。

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